生産現場での信号取得
M8/M12 センサ / アクチュエータボックスはプロセス機器の近くに置かれ、機械から直接信号を取得します。これは非常に厳しい環境条件で使用することができ、モールド成形または脱着可能のケーブルにより、センサ / アクチュエータとコントローラ間の接続を確立します。標準プラグインコネクタの使用により、センサおよびアクチュエータのプラグアンドプレイが可能になり、また幹線ケーブルを使用すると、制御盤内のオートメーション部品への I/O 信号の個別配線を置き換えることができます。ケーブル配線はきちんと整理され、最小限に収められます。
WAGO のモールド成形ケーブル付センサ / アクチュエータボックスは極めて頑丈な設計で、IP67 / IP68 (深さ 1 m の水中で 72 時間) どちらの保護等級も実現しています。この構造は、制御盤のない極めて厳しい環境で信号を取得するアプリケーションにおいて最適です。この製品はまたアクティブ IP67 I/O システムを使用する際、信号点数が少ないか、または単純な信号状態 (デジタル信号の入出力のみ) であることにより費用対効果が高くないときに、代替品として優れています。
脱着可能な接続ケーブル (M16 または M23 プラグインコネクタ) 付のセンサ / アクチュエータボックスは、ケーブルの脱着が頻繁で、簡単にできることが必要な場所 (例：輸送、変更、メンテナンス) において最適なものです。
モールド成形ケーブル付のセンサ / アクチュエータボックスは、ケーブル配線においてアセンブリされた M16/M23 ケーブルを通すことができないような場合に適しています。
システムや機械は厳しい機械的な、あるいは熱の影響を受けます。振動や衝撃が激しくても信号を処理することは重要です。センサ / アクチュエータボックスは機械において使用されます。完全に密閉された保護システムの動作は 極端な振動や温度負荷があったとしても、条件が厳しくない制御盤領域に置かれたコントローラまたは他のオートメーション部品に対し、接続ケーブルによる信号取得および電源供給を低下させません。
センサ / アクチュエータボックスは、機械に直接取り付けることができます。広範なエンジニアリングで、配電ボックスやセンサ / アクチュエータボックスによく使われる、アセンブリ穴の間隔に関する CNOMO ガイドラインによる標準仕様に準拠しています。オプションとしてアダプタがあり、2 台のモジュールをシームレスに横に並べて取り付けるために使用することができます。これを利用すると、センサ / アクチュエータケーブルを汚染箇所を避けて適切に設置するのに、指定距離を維持できる利点があります。
