WAGO ヒストリー
WAGO は 1951 年に設立されました。
WAGO 社が歩んできた歴史をご紹介します。
WAGO は 1951 年に設立されました。
WAGO 社が歩んできた歴史をご紹介します。
スプリング式接続技術の特許を初めて取得し、WAGO 社が設立されました。1950 年のことです。ある日ベルリンでトランプゲームに興じていた義理の兄弟フリードリヒ · ホホルスト (Friedrich Hohorst) とハインリヒ · ナーゲル (Heinrich Nagel) は、スプリングクランプ技術の特許の話を耳にし、その特許を買収することにしました。その後 1951 年 4 月 27 日、ドイツ ミンデン市で WAGO Klemmenwerk GmbH が設立されました。困難もありましたが、スクリューレス接続技術が成功するという確信は決してゆるぎませんでした。最初の 10 年間で革新的な製品開発と特許取得を行い、ドイツ国内および海外での成功をもたらしました。
1950 年代の製品開発
1961:フリードリヒ · ホホルストの息子であり、新しいアイデアを持っていたヴォルフガング · ホホルスト (Wolfgang Hohorst) が WAGO に入社。スプリング式接続技術の特長 ― 信頼性に優れ、安全で省コスト。これはすべての WAGO 製品の原点となりました。1966 年にはレールマウント端子台のハウジング材料として一般的であった熱硬化性樹脂の代りに、世界で初めてポリアミド 6.6 を採用。スプリング式端子台にプリント基板用とプラグインコネクタを発売し、製品ラインナップ拡大。また照明器具用電子バラスト、コンデンサ端子台を開発し照明業界に参入しました。
1960 年代の製品開発
1970 年代には WAGO が端子台市場に改革をもたらしました。1974 年、PUSH WIRE® 屋内配線用差込型電線コネクタ(ワゴ差込みコネクター) を発売。単線接続作業の画期的な革新となりました。3 年後の 1977 年、単線、より線ともに結線できる「CAGE CLAMP®」スプリング式接続を開発。CAGE CLAMP® を採用したレールマウント端子台を発売し大ヒットとなりました。次に CAGECLAMP® フロントエントリータイプを追加し、省スペース性と作業性を大幅に向上しました。
1970 年代の製品開発
1980 年代、CAGECLAMP® 接続技術はさまざまな業界で認められました。WAGO はスプリング式接続技術の普及に注力しました。CAGECLAMP® の採用をさらに拡大するため「スプリング接続技術の伝道者」としての活動を推進。製品ラインナップを継続的に拡大。ライセンス契約により ヒューズ、リレー、センサーの電線接続に WAGO CAGE CLAMP® が採用されました。CAGECLAMP® 接続技術は、EExeII 認定を取得。防爆用途にも使用可能に。
1980 年代の製品開発
「ベルリンの壁崩壊」。東西ドイツ統合の時代に、WAGOは大きな成長を遂げます。ゾンデスハウゼン (旧東ドイツ) に新工場竣工。そして WAGO イギリス、インド、中国、イタリア、ワゴジャパン株式会社も設立されました。CAGECLAMP® 基本特許期間満了後も新しい特許を次々に取得し、スプリング式接続技術のパイオニアとして確固たる地位を確立します。1995 年にはオープンフィールドバス対応 モジュール式 I/O System を開発し、オートメーション機器市場に参入しました。1998 年、電線サイズ 25 mm² から 95 mm² の太線に対応する大電流用のスプリング式クランプ接続「POWER CAGE CLAMP」を発売。
1990 年代の製品開発
WAGO 設立 50 周年を迎えた 2001 年、WAGO 50 周年パーティー開催し、世界各国から 2,000 名以上が参加しました。2003 年 3 月には Spirent PLC より WAGO 社持ち株を買い戻し、 WAGO 株式を 100 % 自己所有としました。そして新しい「Push-in CAGE CLAMP®」接続技術を開発。Push-in CAGECLAMP® を採用し、従来の製品を改良したレールマウント端子台「TOPJOB®S」を発売しました。また、自社のテストラボが承認され、WAGO が自社で行う製品テストが公式に認定されました。
2000 年代の製品開発
世界はデジタル化へ向かい、その変化は WAGO にも大きな改革をもたらしました。サイバーセキュリティ、クラウド接続、ソフトウェアアプリケーションのどれにおいても、WAGO はオープン性と柔軟性に重点を置いた自動化ソリューションの開発を続けました。さらに、WAGO は 2014 年に DIMA(Decentralized Intelligence for Modular Applications)を発表しました。これは、プロセス自動化の先駆的な道を切り開いた方式です。WAGOは、スプリング式接続技術を採用した新製品開発を続け、2014 年に発売されたWFR(221) シリーズ ワンタッチコネクタは世界中で大ヒットとなりました。これを機にレバー操作タイプの製品を拡充し、TOPJOB®S レールマウント端子台にも指による操作が可能なタイプが追加されました。
2010 年代の製品開発