曲げにくい太線も簡単に接続
ビル設備や産業用における 電源の供給 は施工者や制御盤メーカの課題です。制御盤内のコンポーネントに適切な電源を供給するために、太線を、確実に接続する必要があります。制御盤内で電線の取り回しのスペースが狭い場合などは、作業が非常に困難です。このような場合でも簡単な接続ができるでしょうか?WAGO 大電流端子台がこの問題を解決します。
WAGO 大電流端子台
2023年7月24日ビル設備や産業用における 電源の供給 は施工者や制御盤メーカの課題です。制御盤内のコンポーネントに適切な電源を供給するために、太線を、確実に接続する必要があります。制御盤内で電線の取り回しのスペースが狭い場合などは、作業が非常に困難です。このような場合でも簡単な接続ができるでしょうか?WAGO 大電流端子台がこの問題を解決します。
電源用端子台は、外部配線と内部配線間、または幹線と盤内配線の中継をします。施工者にとっては、作業性が良いことが重要です。
WAGO 大電流端子台の接続作業における3つの特長を紹介します。
例1:レバー式 3線端子台による分電盤への RDC サーキットブレーカ(漏電遮断器)の実装
漏電遮断器を安全に、また規格に適合するように配線するため、レバー式 3線端子台が利用できます。DIN VDE 0100-530:2018-06に従い、1つの RCD で、共通の分配回路から給電されるすべての終端回路を遮断することはできません。つまり、分電盤の回路を少なくとも 2 つの RCD に分割し、すべての回路が同時に遮断されないようにし、全体の故障を防ぎます。WAGO レバー式 3 線端子台は、内部側の 2 つの接続点を介して 2 個の RCD に直接配線ができます。RDC サーキットブレーカ間にブスバーは不要で、渡り配線も必要ありません。特長 作業時間を短縮、省スペース、スクリューレスでネジのゆるみがなく信頼性を向上。WAGO レバー式レールマウント端子台は、2.5mm²~16mm²の幅広い電線サイズを接続できます。
TOPJOB® S レールマウント端子台の特長
例2:太線も簡単、確実に結線
電源用の幹線には高い電流容量に対応するため太線が使用されます。POWER CAGE CLAMP 接続技術を採用した大電流端子台は、ビル設備や電源幹線接続に適しています。大電流用端子台は、35(38)、50、 95(100)、185(200) mm2(AWG 2, 2/0, 4/0 および350 kcmil)の電線で高い信頼性を実現します。これにより、大電流端子台は装置の電源や分電盤などの電源幹線の接続に最適です。また、スプリング圧力接続技術により、圧着端子が不要で結線作業を省力化します。さらに、大電流端子台は電線挿入口が側面にあり、クランプを開いた状態でロックすることができます。これは、曲げるのが難しい太線の結線に適しています。クランプを開いた状態でロックできるため両手で確実な作業ができます。
締め付けトルク管理は必要ありません。スプリングにより、クランプブラケットが2個所で電線を適切な圧力で導電部に押し付けるため、作業者の熟練度に関係なく優れた電線接続が維持されます。
大電流端子台の特長:
六角レンチを差し込み、反時計回りに回してクランプを開きます。
ロッキングボタンを押して、クランプを開いた状態に固定します。
電線を挿入し、六角レンチをもう一度反時計周りに少し回すとロックが解除されます。
六角レンチは自動的に戻り、電線は安全に接続されます。結線後は振動に強くゆるみません。