OPC UA – OPEN PLATFORM COMMUNICATIONS UNIFIED ARCHITECTURE

2020年11月16日
セキュアで標準化されたコミュニケーション
産業用オートメーションに対応

柔軟性、拡張性、将来性 ― OPC UAは、産業用オートメーションの通信規格の標準として急速に重要性を増しています。

多くの産業用ネットワークで、OPC UA はスムーズで安全なデータ交換を保証しています。メーカーに依存せず高度なセキュリティ対策がされ、データ転送だけでなく情報モデリングに不可欠なアノテーション(解析や情報の付加)も含まれます。デバイスは、その構造と機能を説明する情報を有します。通信はデータを転送するだけでなく情報を提供し、システムの高度な運用が可能です。

特長:

  • 安全で信頼性が高く、メーカーに依存しないデータ交換のための新技術が、産業ネットワークで急速に普及しています。
  • アノテーション(解析や情報の付加)
  • シンプルな情報モデリング
  • WAGO は公式に認定された OPC UA サーバーを提供
  • 高度なセキュリティ機能

認定されたサーバー機能

WAGO PFC コントローラー および コントロールパネル は、さまざまなサーバープロファイル(Nano、Micro、Embedded)を備えた OPC UA を提供しています。WAGO の OPC UA サーバーは、公式に認定されており、OPC UA クライアントとのカスタマイズされたメーカーに依存しない通信に最適な基盤を提供します。さらにセキュリティ機能を搭載することで、トータルパッケージとしての完成度を高めています。

OPC Foundation について

標準化されたデータの情報モデル

似たような製品や機械を持つ異なる業界の要求に対応するために、いわゆるコンパニオン仕様が定義されました。これらの仕様は主に情報モデルを記述しています。たとえば、WAGO OPC UA サーバーは、デフォルトで PLCopen コンパニオン仕様に基づいてデータを提供します。将来的には、必要な情報モデルを変更することができるようになります。

センサーからクラウドまでの相互運用性

OPC UA は、マシン間の水平方向の通信、およびマシンとクラウド間の垂直方向の通信に利用できます。 異なるメーカーの製品やデバイスでも連携できます。クライアント / サーバーモデルは、アクチュエータへの制御アクセスとの双方向通信を可能にするため、重要な役割を果たします。WAGO PFC シリーズコントローラとコントロールパネルには、さまざまなサーバプロファイルを備えた OPC UA が搭載されており、多数のセキュリティ機能が装備されています。将来、パブリッシュ / サブスクライブメカニズムが追加されると、OPC UA は、複数のサブスクライバーが 1 つのパブリッシャーから同時にデータを受信できるようにすることも可能です。OPC UA PubSub は、特にフィールドレベルへのインターフェイスで、多くの異なる情報受信者が 1 つのサブスクライバーにアクセスする状況が予想されるため、今後重要性が高まる可能性があります。WAGO のテクノロジーデモは、将来さまざまなコントローラーが OPC UA PubSub over TSNを使用してリアルタイムで通信する方法を提案します。

OPC UAの可能性を最大限に活かすWAGOテクノロジー

WAGO コントローラとコントロールパネルの OPC UA サーバープロファイル

WAGO PFC コントローラー および コントロールパネル は、さまざまなサーバープロファイル(Nano、Micro、Embedded)を備えた OPC UA を提供しています。さまざまなセキュリティ機能もプロファイルに統合されています。これには、サーバーとクライアント間の暗号化された通信、ユーザー名とパスワードによる認証、および証明書の管理が含まれます。WAGO は、安全な OPCUA との通信を可能にします。

モデル変更のためのマッピングツール

WAGO は、OPC UA 通信のその他の利点も活用します。WAGO サーバには PLCopen コンパニオン仕様に準拠した情報モデルが実装されています。将来的には、さまざまな仕様の情報モデルに制御機器を柔軟に適合させることが可能になります。この基盤となるのは、WAGO サーバがデータを提供する方法を指定する情報モデルを変更し、データを任意のモデルにマッピングできる新しいマッピングツールです。これにより、OPC UA 通信をさまざまな用途や要求に合わせて簡単に実装できるようになります。また、特定の仕様に対応していなくても、必要に応じてお客様固有の調整を行うことも可能です。これにより利用者の要求に柔軟に対応できるようになります。

TSN (Time-Sensitive Networking) の将来性

リアルタイム性は、産業オートメーションにおける重要な要件です。特にフィールドレベルのタイムクリティカルなプロセスでは、通信の確実な終了のために最大遅延を示す必要があります。OPC UA と TSN の組み合わせにより、リアルタイム対応の通信が提供されます。TSNは、センサーからクラウドまで、オートメーションシステムのすべてのレベルで使用することができ、ゲートウェイなどを使用せずにシームレスな通信を実現することができます。WAGO社はこの技術のパイオニアであり、そのテクノロジーデモは、将来、さまざまなコントローラがOPC UA PubSub over TSNでリアルタイムに通信する方法を提案します。

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