WAGO Grid Gateway アプリケーション
このコントローラのアプリケーションは、電力網の運用者に、新規および既存の変電所のデジタル化を推進するためのリーズナブルなソリューションを提供します。これにより、最高レベルのサイバーセキュリティを確保しながら、ネットワークの状態評価と効率的なグリッド拡充が可能になります。
P&Q 社 ― 太陽光 / 風力発電所
“変わる力”
電力供給者は単にエネルギーを供給するだけでなく、電力網内での需給バランスの最適化を調整するために発電設備から末端の電力機器までをネットワーク化し電力網の安定性を維持するのに必要な制御を行う必要があります。WAGO は電力網の情報交換のデジタル化に対応し、クラウドへのセキュアな接続を可能にするソフトウェアソリューションを用意すると共に、最先端の制御および測定技術によりスマートグリッドの設計をサポートします。
再生可能エネルギーの供給が増えるにつれ、電力網の監視は重要になっています。各種の電力はデータを取得し解析により安全に伝送されなければなりません。WAGO-I/O-SYSTEM は、スマートグリッドに対応するプロトコルをサポートしており、豊富なインターフェースを組み合わせできます。コンパクトで設置性が良く、-40~+70℃の温度環境が厳しい場所でも動作可能なモデルも用意しています。また本質安全 Ex i に適合したモジュールを使用すればバイオガスプラントなどの危険区域での使用も可能です。
VPP (バーチャル・パワー・プラント=仮想発電所) は、太陽光発電や風力発電、蓄電池、電気自動車(EV)や住宅設備などを統合管理して、地域の発電・蓄電・需要をまるで一つの発電所のように制御するコンセプトです。WAGO-I/O-SYSTEM テレコントローラは VHPready 4.0 通信規格に適合し、各発電所間およびコントロールセンターとのデータ通信を可能にします。
スマートグリッドは、専用の機器やソフトウェアを送電網の一部に組込み、供給側・需要側の両方から電力の供給を制御して電力網内での需給バランスの最適化調整をする送電網です。スマートグリッドによって従来型の中央制御では難しい自律分散制御が可能となり、停電や過負荷などに対する抗堪性を高めます。WAGO-I/O-SYSTEMはスマートグリッド用の国際規格に準拠したプロトコルに対応し、電力制御装置同士を発電設備から末端の電力機器までのネットワーク接続を可能にします。またWAGO PFC200 コントローラはファイヤウォール、VPN接続機能などを標準搭載しセキュリティにも対応しています。
電力貯蔵システムは気象条件などで変動しやすい再生可能エネルギーの電力変動を補って、充電・放電を行い電力網の安定性を保ちます。WAGO-I/O-SYSTEMのテレコントロール技術は、分散するバッテリーや個別の発電設備のデータ通信を可能にし電力制御システムへの統合を実現します。
プラグを差し込むだけで接続完了:TOPJOB® S レールマウント端子台を使用すると、世界中どこでも全ての現場で配線を素早く、直接、かつ確実に行うことができます。
電力集中場所での使用に適したクランプ力 - Ex 領域でも POWER CAGE CLAMP を利用したWAGO のソリューションは、過酷な使用で必要なもの全てに対応することができます。